ミシン以外に最低限欲しい物
ミシンを購入した後、次に何が必要か。これはニットか布帛によって同じところと多少違うところがあります。私はニットソーイングがメインなので、ここから先はニットソーイング向けの説明になります。ミシン以外の最低限必要なものは以下のとおりです。
- ニット生地
- ニット用ミシン針
- ニット用ミシン糸
- 型紙
- その他手芸用品
ニット生地の説明については、「生地選び 〜布山の世界へようこそ〜」のページをご覧ください。
ニット用ミシン針
家庭用ミシンを購入した際にオマケでミシン針が付いているかもしれません。この場合、多くは布帛用のミシン針が付いているかと思います。この普通地用ミシン針のままニット生地を縫うと生地を傷めてしまうので注意してください。
ニットを縫う場合はニット用ミシン針を用意します。ロックミシンを購入した場合はオマケで付いていることもあります。また、ロックミシンの説明書に推奨されるミシン針が載っていますので、そちらも参考にしてください。ニット用ミシン針は先端が丸くなっています。これにより、地糸切れというトラブルを防ぐことができます。
私の持っているロックミシンは糸取物語で、推奨されているのはオルガンHA×1SPです。
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型番の#以降は太さになっています。自分が縫いたいと思った生地の厚みで針の太さを決めます。上で紹介したのは普通地用の#11です。薄地の場合は#9、厚地の場合は#14を選びます。針の太さが合わない場合、生地の針穴が目立ったり、針が折れたりしますので、注意が必要です。
ニット用ミシン糸
針と同じく、ミシン糸にもニット専用のものがあります。やってみると分かると思いますが、生地が伸縮するのに糸があまり伸縮しないと、糸が切れたり縫いにくかったりします。
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購入しようと調べると分かりますが、ものすごい種類の色があります。たとえば、赤が欲しいと思っても、赤だけで何種類もあり、少しずつ色味が違います。親切なショップさんだと、生地を買う時に合う糸の色を商品紹介で案内してくれている場合もあります。しかし、そういうお店ばかりではないので、基本的には自分で糸の色を選ぶことが多いです。生地をお店に持って行って、糸の色を選ぶのが確実ですが、手間なので、1つ色見本を手に入れてネット等で購入できるようにしておくと便利かもしれません。
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また、最初にミシン糸をたくさん揃えたくなりますが、自分がゆくゆくは何色の作品を作るかは分からないので、基本の白と黒くらい購入したら、あとは生地に合わせて追加購入していくのが無駄が少ないです。
ここまで、レジロンの紹介をしましたが、これは家庭用ミシンのほうで使用します。ニットソーイングでいえば、裾上げやポケット付けなどの直線縫いの部分等で家庭用ミシンが活躍します。
ロックミシンの方は、最初は特別な糸は用意しなくても大丈夫です。おそらく、オマケで白か生成りのスパン糸が4本程度付いてきていると思いますので、色にこだわりがなければそちらを使用しても問題ありません。なぜかと言うと、ロックミシンの縫い方そのものが伸縮性を伴っているからです。
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ロックミシン糸と検索すると業務用の物がヒットしますが、趣味程度でやるには巻きが太すぎる(多すぎる)ことがあります。私もいろんな色が少しずつ欲しいので、「インターネットの糸屋さん ボビン」さんの小分けサービスを利用しています。これを利用することで、太巻きを4本揃えるよりかは安く、また保管もしやすくなります。
ロックミシンの場合、基本的には特殊な糸は必要ないとお伝えしましたが、特別な縫い方をしたい場合、ウーリー糸が別途必要になります。
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これは、主に巻きロックと呼ばれる縫い方をする場合に使用します。巻きロックはハンカチの縁縫いに使用したり、女の子服の袖や裾をフリフリにしたい時に使用します。きっと、女の子のお母さんは一度はやってみたい縫い方だと思います。ただ、綺麗に縫うにはコツが入りますので、慣れた頃に挑戦するのが良いかと思います。
型紙(パターン)
素人が服を作ろうと思った時、型紙の購入が必要です。型紙を作るにはまた別の勉強が必要ですので、ここは取り急ぎ市販品を使用しましょう。
型紙を用意するには、型紙屋(パターンショップ)で購入するか、型紙本を購入することになります。型紙本は本屋さんにも売っているので、実際に見て選ぶことが出来ます。大判の型紙が本に付いているので、それを別紙に書き写し、縫い代を付けてハサミで切ることにより、ようやく型紙が完成します。
もう読んでいる時点で面倒だなと感じた方は、型紙屋さんを利用する方が向いています。型紙屋さんの場合は、大判又はA3で届きますので、それを切り取るだけで型紙が完成します。私はA3型紙を主に購入しています。なぜなのかは、また別のページで紹介したいと思います。
もっと手間を減らしたい方は切り取り済みの型紙を購入することで、即座に型紙が用意出来、手順を大幅にショートカット出来ます。
カット済みの型紙で有名なのはマホエアネラさんです。公式サイトもありますし、楽天にも出店しています。
公式でクーポンが出ている時、楽天のポイントキャンペーン等、お得な方で購入されると良いかと思います。
後に、自分の子どもの服だけでなく、ハンドメイド服を販売したいと考えている方は、商用利用できる型紙を購入することが重要です。型紙本の多くは商用利用禁止になっていますので、注意が必要です。販売を視野に入れる場合は必ず商用利用の可否を確認してから購入しましょう。
その他手芸用品
これは小学生の頃に購入したソーイングボックスやお子様こでも良いですし、気分を上げるためにオシャレなソーイングセットを買い揃えても、どちらでもOKです。セットの中には大概、裁ちバサミ、糸切り、メジャー、針山、針セット、チャコペン、リッパー等が入っています。初めのうちはセットに入っている道具で充分です。追加で必要になった場合は、随時買い足していくのが1番無駄がないです。
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生地を切る時は必ず裁ちバサミを使います。(ロータリーカッターを使う方もいます)ハサミもカッターもそうですが、布用にした裁断道具で紙を切ってしまうと一気に切れ味が落ちるので、紙用と布用で、目的毎に裁断道具は使い分けするのが良いかと思います。
他、あると便利な道具については、ニットソーイングに必要なもの 〜便利な道具編〜で説明します。